Day 17 (18/08/24)
凄まじい台風は僕の歌声で吹っ飛ばしたので朝はもう地面が乾いてました。
名物の食べ物はとくに無さそうなのでどっちか見たかったんですが、阿波踊りはとっくに終わってて、渦潮も調べた感じ見に行くと1日潰れるっぽくて、旅のついでに見れるようなもんじゃないらしいので、全部諦めました。
まぁ1ヶ月で47都道府県行くのにそんなのいちいち残念がってたらキリがないです。
というわけで今日もう高知行って、あわよくば愛媛まで、っていう感じでとりあえず電車乗るために徳島駅に行きました。
が、まだ電車止まってました。
なんか昨日の15時から、今日の10時前くらいまで運休って昨日決めてたらしく、駅で待ちぼうけすることになりました。
たまたま前日台風がやばかったんで結構早い時間にネカフェに入ってしまい、大体長くても12時間パックとかなので、朝ネカフェを出た時間も早く、早朝から駅で絶望してました。
まぁ調べておかなかった僕の自業自得なんですが、めちゃくちゃ晴れてたんでぶっ飛ばそうかと思いました。
けど苦手な早起きをした後でそんな元気なくて、スタバでココア飲みながら爆睡しました。
そして電車が動き始めたんで、高知方面のに乗ろうと思ったんですが、JR四国の電車は本数も少ない上にかなり時間がかかることを思い出し、戸惑いました。
調べた感じ、電車でいくと高知に着くのが限界っぽくて、この時は愛媛まで行く気満々だったんで、高知まで電車じゃなくてヒッチハイクにすることにしました。
地図を見ると、鳴門市まで電車で行って、ちょっと歩いてインターの近くで拾えそうな感じだったので、とりあえず鳴門まで電車で行きました。
鳴門駅について、そっから地図を見る感じではいい感じのインターがあったのでそこにいったんですが、ヒッチハイクしやすさレベルがとんでもなく低い場所でした。
1時間粘って無理だったんで、バスと徒歩で別のポイントに行ったんですが、そこも30分いてもダメで、辛かったです。
とにかく暑すぎて、日陰を探しながら色んなところでスケッチブック持ってたんですが、全然だめで、これはもう必殺パーキングエリアするしかないなと思い、最寄駅や最寄のバス停など存在しない近くのPAまで1時間かけて歩きました。
まぁ今考えたら当たり前のことなんですが、PAなんて徒歩で入れるわけないんですよね。
有刺鉄線の貼られてる高いフェンスの前で崩れ落ちました。
まじよくわからん田舎道しかないし、暑いし、車つかまらんし、頭回ってないし、でもとりあえず全部徳島が悪いっていうことにしました。
一人でブツブツ徳島への文句を言いながらお茶飲んで、フェンスの前で休憩してたら落ち着いてきて、やっと自爆だということを理解したので、ちゃんと調べて、交通量とか止まりやすい場所を考慮したいい感じのインターを探しました。
泊まったネカフェの近くにありました。
とりあえず駅に行くっていうのが必ずしも良いわけではないんですね。
はあ、みたいな感じでしたが、そこまで歩いてって、半ば諦めた感じでスケッチブック持ってたら、5分くらいで止まってくれる人が現れました。
高知出身で現在香川在住の人で、なんで徳島にいたのか聞くの忘れたんですが、とりあえず高知市内まで行くってことだったので、お願いしました。
自分のせいだけどとても辛い思いをしたから徳島嫌いって言ったら、いや、それは全部徳島が悪いで。って言ってくれたので、女神様確定です。
その人から、高知の名物、行った方がいい場所や、その後行く愛媛の話もたくさん聞きました。
ひたすら歩いて、話してた1日だったので写真少なくて幼稚な日記みたいになってますが、ノークレームでお願いします。
高知県
女神様から色々聞いて、紹介してもらった場所に行きました。
色々聞いて魅力的すぎたので、泊まることにしました。
まず四国では有名らしい、はりまや橋を通りました。
なんかこのはりまや橋、その人から聞いた話だと、日本三大がっかり名所のうちの一つらしいです。
まずそんなの初めて聞いたんですが、残り二つは北海道札幌の時計台と沖縄の首里城らしいです。
その二つは結構周りからがっかりするとよく聞く場所なので、あ〜言われてみれば、ってなりました。
でもはりまや橋は、その時初めて存在を知ったし、その人も、「悪いけど首里城なんかと比べ物にならないくらいのがっかり具合だよ」って言ってました。
ていうか本州のひとたちはそもそもはりまや橋なんて知らないので、期待する余地すらなくむしろがっかりしないと思います。
で、まぁ写真の通りなんの変哲もない、タネも仕掛けもない橋でした。
なんなら、路面電車が上を通るためにとっても平らになっていて、橋らしいアーチ型でもなかったです。
路面電車で上通ったんですが、橋があることに気づきませんでした。
なんかはりまや橋をdisる日記になってるのでこの辺でやめときますが、はりまや橋って名前の停留所は、色んな方面にいく路面電車の乗り換え場所になってて、中枢みたいな感じで、人々の暮らしには欠かせない存在だと思います。
高知駅から南に降りてきて、はりまや橋で乗り換えて、東西方向に少し行くと大きい商店街があります。
そこの中にある、ひろめ市場というところがおススメと聞いたので行きました。
中は屋台村みたいな感じになってて、意味わからんぐらい賑わってます。
そしてここではやっぱりカツオのたたきが主力みたいで、中でもこの辺で有名なお店のを食べました。
うまく撮れなかったんですが、火のあるところに藁をブチ込みまくって、大炎上させたところに串にぶっ刺さってるカツオをかざして、表面を炙ってました。
一般的に家で食べるカツオのたたきって、大げさにいうと、ちょっと生臭くて、薄いのにあんま柔らかくなくて、ポン酢かけてさっぱりさせて食べるイメージだと思うんですが、ここのは次元が違います。
まずカツオが脂のっててとろとろで臭みも全然無くて最高なコンディション。
そしてほんとに表面だけしか焼き目のついてないちょうどいい焼き具合、味付けは塩のみ。
まじで高級料理みたいな感じなのに、値段は普通で、最高なんでまた食べたいです。
横のはマグロユッケです。
言わずもがな美味いです。
そして、車の中で他におススメされたのが、メジカの新子とドロメです。
メジカっていうのは、カツオの子供の時の名前らしく、その中でも新子と言われる、生まれて間もないやつらを食べるのがいいらしいです。
脂のってて、モチモチしてて高知にあるものの中で一番美味いって聞いたんですが、そもそも取れる量が少ないのと、足が早くて半日とかが限界らしく中々回ってこないらしいです。
高知市よりさらに南西の須崎とか、中土佐町とかいうところでなら毎日水揚げはされるので食べれるらしいですが、高知市内にはあまり回ってこないので、高知県民でも知らない人が結構いるらしいです。
今回はひろめ市場に無く、時間も足もないので諦めましたが、たまーーに高知市内に回ってくるらしいので、もし高知にきてたまたま見つけた方は次いつ食べれるかわからないので絶対食べた方がいいらしいです。
ドロメはひろめ市場にも少なかったですがありました。
ぱっと見は生シラスなんですが、カタクチイワシの稚魚らしいです。
気分じゃなかったので食べませんでした。
ひろめ市場を出ると、台風戻ってきたんじゃねってレベルの豪雨でした。
今日高知まで乗せてくれたひとが、高知インターの近くのコンビニの手前でよくヒッチハイカー見かけるからそこおススメだよって教えてくれました。
なので明日はそこから松山いって、これまたおススメされた道後温泉と鯛めしを堪能して、本州まで戻っちゃおうと思ってます。
では。